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2008年4月13日 (日)

馬籠・妻籠をゆく 壱:まずは妻籠へ

ついに始まりました

『歴史と文学と名物を巡る馬籠・妻籠の旅』

馬籠は、文豪島崎藤村が生まれた場所で、
「夜明け前」や「嵐」などにも出てきます。
妻籠も島崎藤村にとても関わりの深い場所で
島崎藤村の母方の実家でもあり、
初恋の相手の嫁ぎ先でもあります。
さらに、昔の宿場町を残しているという
風情のあるたたずまいなのです。
一見、年配のための旅のようにみえて
実は過酷な2泊4日!

さらに馬籠峠を抜けるという旅程もハードなのにくわえて、
寒くて雨が降るという天候。

一体どんな旅になってしまうのか…

さて、格好なのですが、
今回は寝台列車なので、膝掛けを持参。
しかも、旅館もアメニティが心配なのでバスタオルを持参
としていくととんでもなく荷物が増え、
さらに、一眼レフデジカメ。
寒いので上着を着込み・・・。
Magometumago001 
となってしまいました。
コレが、後々悲劇を生むのであった・・・。
まずは品川からスタートです。
品川は、
東海道本線、
東海道新幹線、
山陽新幹線、
京浜東北線、
山手線、
横須賀・総武線が交差する 大きな駅です。 朝ぞろぞろと職場に向かっていく人の群れは
北海道に長年住んでいた人間にとっては圧巻です。 品川から乗るのは23時18分発「ムーンライトながら」
Magometumago002 夜行列車です。
始めて乗る夜行列車なのでちょっとドキドキ・・・。
青春18きっぷの発売期間には人が多いようなのですが
今回は、結構がらがら・・・。のびのび乗ることができました。
しかし。
寝台電車は何度か乗っているのですが・・・。
夜行列車に乗って気づいたコト。
それは
「これ、いつ顔を洗うんだ・・・?」
何度も、飛行機内で一泊というのは経験していたので、
電車で一泊というのもあまり深くは考えていなかったのですが、
飛行機と違って、何時までも明るいし、
しかも、不特定多数の人が乗り降りをする。
しかも、お客は酔ったサラリーマンか
不思議な一人旅の客がほとんど
(いや、ワタシもそうなのだけど)
安全面の事を考えても、爆睡というのはよろしくない。
結果、夜中に目が覚めて、適当なことを次のようにつらつらと
書いてしまった
***************
夜行列車でしばらく眠っていたものの、
静岡あたりで目が覚めた。 それでも、暫く寝ようとしたが何度寝ても、
列車は静岡から動こうとしない。

次第に目が覚めてきた。
置き引き注意のアナウンスや
そんな置き引きを見つけようと警察隊がプラットホームから睨み付けている。
そんな緊張感も、寝付けにくくさせたようだった。 仕方ないので眠るのは諦め、
それならばとプラットホームに降りて
ジュースでも買おうとしたときにようやく動き始めた。
結局、また1時間は電車の中に射ることになる。
もう、こうなったら東海道で有名な難所、大井川でも見ようと思った。 大井川は江戸時代、橋がかけられていなかったため、
自力か、誰かに背負われたりして渡らなければならなかった。
川が氾濫したものなら何日も手前の宿で足止めされることもあったらしい。 どうせなら、その大井川を見てみよう。そう思って、車窓の外を眺めていた。 しかし、見えるのは街灯とあっさりした家々である。

なんとなく、実家の近くあたりを走っているような気持ちになって落ち着かない。
藤枝にくるとますます薄暗く、街灯ばかりの道に、もう暫く見ていない風景 を思った。 時折見えるそっけない工場などもそれらを思い出させた。
街灯に故郷もなにもあるものか、と考えつつも、
ぼんやりとせずにいられなかった。 越すに越せぬ大井川 それより越せぬは陸奥の海

そんなことをうそぶいていたら、街灯がぱったりなくなった。 大井川に来たのだ。 外は真っ暗闇でなにも見えぬ。ただ橋脚が見え揺れるばかりである。
でも、大井川を越えていると、信じて疑わなかった。 あるものは荷物を頭にくくりつけて、あるものは背中にのり越えていった。
「易々と渡れない」からこそ、遠くに来たと実感する。 そしてまた頼りない道を歩いて行ったのだろう。 電車は浜松に着き、雨足はより強くなった。もうすぐ夜が明ける。 そう思いつつまた眠りに落ちていった。 目が覚めると、田の上にけあらしのような霧の風景が目の前に広がっていた。 今まで見たことのない不思議な風景だった。 雨はあがり爽やかな朝だ。 電車もいつの間にか、自由席になり、通勤客がのりはじめ、
電車のなかも爽やかな雰囲気が漂い始めた。 私は、金山で降りるための準備をいそいそと始めた。
正直、この文章を書きはじめたときは腰が痛く、
もう二度と夜行列車には乗らないなんて思っていたけど、
書き終わる頃には、面白かったかもなんて
思ってしまうから不思議。
さて、金山駅に降り立ちました。
東海道線、中央線、地下鉄、名鉄線の乗り換え駅で
かなり大きな駅です(* ̄∇ ̄*) 北海道にも同名の駅があるそうです。
もっとも北海道のは無人駅のようですが(`_´;) おりたつと、きりりと冷たい空気が出迎え。
思わず冬物の上着のボタンをきっちりつけました。 朝もやの渓谷の駅を越え、ようやく中津川駅に到着。 桜が満開です。美しい(* ̄∇ ̄*) ここからすぐに松本行きのワンマン列車に乗り換え。
そして、しばらく電車に乗っていると
Magometumago003 
ようやく妻籠の最寄り駅に着きました。
「南木曾」と書いて「なぎそ」と読みます
Magometumago004 
ようやくたどり着いた南木曽駅
でも、コレは長い長い歩みのほんの初めの一歩に過ぎなかったのだった・・・。

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