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2008年8月24日 (日)

「フランス革命の省察」をよんで

エドマンド・バーク/半澤孝麿 訳『フランス革命の省察』 を読了

後半だいぶん駆け足だったけど

フランス革命の批判、保守主義のバイブル・・・ということだったんだけど。

保守主義のバイブルというのはよく分からないけど、

著者は急進的に見えた革命に対して驚異とおののきを持っていたに違いない。

きれいなお題目を掲げながら、混乱に乗じての権力争いも見え

著者はそんなフランスの状況に耐えきれなかったのに違いない。と思う。

悲劇の王妃と謁見していただけに、

人の狂気に乗じて不幸になっていくことが紳士的な感情で

耐えきれなかったのだろうし。

そういう意味では革命に否定的な態度をとる哲学者や知識人がいるという

Wikipediaの説明もよく分かる。

でも、フランス革命を否定する気にはなれない。

だって、フランス革命がなければ、世襲の否定も、政教分離が生まれていただろうか。

(現に、本書では世襲の肯定、国教の必要性が説かれている。)

そしてきっとナポレオンも生まれなかっただろうし。

否定をするだけでは、全く解決ができないほど

フランス革命は大きな影響を多方面に引き起こしていると思うのだけど。

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