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2010年11月 5日 (金)

おじいちゃんの話をしてみる

おじいちゃんが若いころ。

そう、うんとうんと若いころ。

戦後まだ間もないころと言われていたころ。

北海道で鉄道員だったおじいちゃんは

とある、小さな停車場に赴任をした。

そこは、両方がトンネルに囲まれていて

一番近い集落も、海沿いまでしばらく歩かないとたどりつかない。

乗降者がほとんどいない場所を任されるなんて

鉄道員にしてみれば、くさってしまう…と普通は思われた。

でも、おじいちゃんはそう考えていなかった。

この駅から見える海の景色はそれはすごくきれいだったし、

夕日は目を見張るような絶景だった。

誰もいない場所だからこそ、観光地になると考えた。

おじいちゃんは早速近くの集落にいたおけ屋さんと話し合い、

大々的なイベントをすることにした。

もともとお祭り好きだったおじいちゃん。

イベントを企画すると小さな停留場に人がたくさん集まった。

あまりの人の集まりに、木造のホームが壊れて

おばが特急電車の前に転がり落ちるという

とんでもないハプニングもあったそう。

そんな努力もあって、おじいちゃんはその信号場の

駅長になったのらしい。

今もその駅は「秘境駅」と言われているけれども、

そのきっかけを作ったのはおじいちゃんなんだって

ひそかに誇りに思っている。

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コメント

ご安心を
急ブレーキをかけて事なきをえたそうな…。
現代だったら大問題だね

おばさん本人は覚えているのかな…。

投稿: みもっち | 2010年11月 5日 (金) 21:36

ステキなエピソードですね♪
ホームから落ちたおば様は大丈夫
だったのだろうか・・・。

投稿: みかりん | 2010年11月 5日 (金) 21:07

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