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2011年4月 7日 (木)

どっらか

今回読んだのはドラッカーの『経営者の条件』

『もしドラ』がはやっているじゃないですか。

だから、恥ずかしながら、いまさらながら手に取ってみたんですけど。

字が大きい…

ということで、読みやすそうなこの本にしましたよ。

マネジメントが組織そのものについて視点を置いているのに対し、

この本は、人に重点を置いているところが違います。

いわゆる「できる人」を論じているというわけで。

人を使うマネージャーのみならず、

組織や社会の中でいかにして認められる仕事をなすか

ということも明らかにしてくれるのではないのでしょうか。

物事の「仕組み」ではなく「目的」に重視しているところが大きな特徴です。

さらに進めていえば、

組織を科学的に解剖するのではなく、哲学的に(それもソクラテスのように)

目的から導き出していくことを主眼にしています。

つまり、はさみについて

科学的に、このような形状でこのような成分の鉄を使用して…と解剖するのではなく

このはさみは、物を切るために存在しているという目的を明らかにすることを

主眼にしているようなものだと思うのです。

これは、科学がもはや人類の幸福を完全に満たしてくれるというのは

幻想だったという最近の風潮に対する一つの流れなのでしょうかねぇ。

でも、人間の目的って物のように明らかではないから

結局一人ひとりが悩むしかないのでしょうけど・・・。

いわゆる19世紀の世界に比べて

襟の色で判断することが時代遅れであると思われるように、

知識による労働者の比率が多くなっていることは指摘されているとおりです。

彼らはある意味、プロフェッショナルであり

専門的な知識が求められているのだと感じます。

つまり、専門知識は一部の学者だけが知っていれば良い時代では

もはやないのでしょうね。

「わかりやすい」知識がもてはやされている背景には

このような社会の大きな動きがあるのだと考えます。

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