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2016年9月

2016年9月29日 (木)

世界が歪む瞬間

さいたまトリエンナーレに行って来ました。

まず行ったのは旧部長公舎。

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部長で公舎があてがわれるなんて始めてみました。
1971年なので、公共団体華やかなりし時代ですね。

作品を観ることができるのですが…。


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イヤホンからサウンドノベルが流れるのですが、
なんというか、ホラーゲームのような理不尽さ…
はっ!(゜ロ゜)


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そういえば…


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見渡すと、ホラーゲームでありがちな風景…( ; ゜Д゜)


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一瞬、ホラー系のサウンドノベルの中に入り込んでしまった錯覚に陥ったのでした。
怖かった…( TДT)


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ホラーゲームが好きな人は、人気がないとき、日暮れ時に行ってみてください。

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2016年9月25日 (日)

渡来人の里を行く

埼玉は、東京近郊県というイメージしかなかったのですが、
江戸を凌駕する歴史の深さ、そして謎の多さに驚いています。
ディープな埼玉県の魅力にはまっているこの頃です。

さて、今回はまず国学院大学に行って来ました。

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日高市には、高麗(こま)神社があります。
難読地名で気になってはいたのですが。
じつはここは、高句麗の渡来人が作った町だったのです。
続日本記に高麗郡について書かれています。

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原本が国学院大学博物館に展示されていました。
716年に高麗郡が作られて、ちょうど1300年ということで、
様々なイベントが行われています。

ミュージアムトークにもすごい人が集まっていました。

おそらくは、高句麗滅亡によって多く日本にわたってきたのだと考えられるとのことでした。
でも、それまで関東一円に散らばっていた渡来人がなぜ集められたのか理由はわかっていませんが、
従来からの住民との衝突を防ぐ意味合いがあったのかもしれないと思います。

日向には百済王の渡来人伝説が、また新座辺りも新羅がもとになっていると言われています。
でも、驚かされるのはここにある高麗神社が
高麗王若光を祀っていて、宮司さんが子孫であるということ。


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今の宮司さんは60代目なのだそうです。


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半島の文化も感じられますね。
また、江戸時代初期の建物も残されています。


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土間側に囲炉裏があるなど特色があります

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麦を多く食べられていたためか石臼があります。

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神社の社務所として用いられていただけあって立派な建物です。

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また、近くには高麗山 聖天院があります。


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高麗王の菩提寺として高麗王の第3王子がたてたとのこと。


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霊廟もあります。


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国は失われてしまっても、その国の文化、習俗、記憶をもち続け、
そして、そこを郷としてその土地の共同体として現代まで生活して来たのですね。
アイデンティティーを安易に国籍に求めがちな現代において、古代共同体の奥深さを感じずにはいられません。


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2016年9月21日 (水)

館林を行く5~工場見学~

さて、最後に今回の目的だった工場見学です。 1474243415632.jpg ダノンの館林工場に行って来ました。 駅前から、バスで10分程度にある工場団地の中にあります。 ほかにも、カルピスなど食品工場が数多くあります。 1474243416191.jpg ダノンは日本では館林のみに工場があります。

館林市が選ばれた理由として
  1. 道路が整備されていて、首都圏からちかいこと。
  2. 酪農が盛んで牛乳もとれること。
  3. 豊富な水が多く取れること。
なのだからだそうです。
なので、ダノンの牛乳はほとんど栃木など近郊の牛乳が用いられています。
(季節によっては、北海道の牛乳を使うことも)
なんと、365日、24時間フル稼働しているのだそうです(2交代制で3日勤務)。
4日休みは魅力的ですが、12時間勤務はハード…トイレが近い私には無理です。
ダネ
いよいよ工場見学です。
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見学用の通路はなく、実際働いている人の通路に入ってみることができました。
倉庫のような広い工場内に大規模なロボットや機械があり、 ほぼ人の手が入りません。
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だから、従業員が納豆を食べても大丈夫なのだそうです。
その代わり、気を付けているのはインフルエンザなどの病原菌。
生乳を予備殺菌をして菌を発生させないようにしているそうです。
また、低温度(37度)で長時間(9時間)じっくり発酵させるのも特徴なのだそうです。
酸味の少ないまろやかな味はこうして生まれているのですね。
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とはいえ、加熱ルームは暑かった! 夏は…大変だろうなと思いました。
熱中症にならないように水やミネラルをいつでもとれるようにしているそうです。
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ちょうどプライベートブランドのギリシャヨーグルトを積めていました。
人の手が入るのは、機械にカプセルを積めるところだけ。
あとは、カップの殺菌、ソース注入、ヨーグルト注入、蓋閉め、印字、検品、
さらに段ボールを組み立て箱詰めに至るまですべて機械が行っていました。
もちろん、ラインの洗浄や、最後は蓋がきちんとしまっているかという目視もあるようなのですが…。
だからこそ、24時間全国に向けた生産ができるのでしょうね。 
消費期限ではなく賞味期限が30日間というのも、人の手が介在しないからなのでしょう。 これらの製品がすぐに店頭に並ぶ…訳ではなく、
味覚などの官能検査、理化学検査、微生物検査、放射能検査、常温におくなどのストレス検査などの 3日間の判定期間後にようやく店頭に並ぶそうです。 1474243417025.jpg あとは、お楽しみの試食タイム! ヨーグルトをお腹いっぱい食べました。 1474243416612.jpg 初めてダノンの水切りヨーグルトを食べましたが、 脂質0なのにおいしい!
以前、プライベートブランドのギリシャヨーグルトの味がいまいちだったので、 低脂質のギリシャヨーグルトは美味しくないとばかり…。
「もちろん!値段が違いますから、味を変えていますよ。」
…エ、ソウナノ?

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2016年9月20日 (火)

館林を行く4~館林の歴史をみる~

館林は縄文時代交通の要所で、江戸時代には館林城がありました。 1474241011299.jpg 現代は三の丸の復元がなされています。 綱吉が城主の時に最も栄えたと言われています。 綱吉は都市整備の名人だったんですね。 今はスポーツセンターになっています。 1474241012526.jpg アクロバティック…。 川越もそうですが、市役所も側にあり、都市整備ではここが町の中心部だったのでしょうね。 ここから茂林寺へもいけますが、駅から結構遠いためちょっと寂しいイメージですね。 麦を使った落雁と、茄子の砂糖漬けが名物。 1474241013397.jpg 麦落雁は甘さ控えめな素朴な味。 茄子の砂糖漬けは最後に舌に残るあくの苦味がクセになります。

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2016年9月19日 (月)

館林を行く3~製粉ミュージアム~

館林駅前にはもう一つ見どころが。

それは日清製粉の製粉ミュージアムです。
明治時代の社屋と、現代建物からなっています。
和食といえば、主食はお米!と思いがちですが…
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意外と、畑作よりも稲作の方が多い土地は近畿地方に限られており、
関東をはじめ多くは畑作中心でした。
農家では麦を食べるほうがずっと多かったんです。
埼玉県の北部から栃木県あたりは穀倉地帯でしたので、
製粉工場にとてもむいていたのでしょうね。
いまは、港から遠いですからどうなのでしょう…。
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明治時代の建物らしく和洋折衷の建物です。
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北海道にも同時期の建物がありますが、
解体復元のせいか、穏やかな気候のせいか
保存状態がとても良いです。
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正田記念館の机よりも洋風ですね。
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庭には日本庭園が
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庭石においてあるのは、フランスから持ち込まれ、
函館にあるトラピスト修道院にあった石臼だそうです。
トラピストクッキーで有名である通り、小麦の製粉をこの石うすで行っていたのですね。
歴史を感じます。
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有料ですが200円ですし、新館では映像資料も多く、
小麦について新たに知ることも多いのではないかと思います。

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館林を行く2~正田醤油記念館~

さて、いよいよ館林市駅へ

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りっぱな駅舎です。
工場城下町で、目の前には日清製粉の工場が。
実家の手稲もメルシャンの工場が駅前にあったので、
なんか懐かしいです。
もっともこんなに駅舎は立派ではなかったですが…。
さて、まず向かったのは
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正田記念館。
日清製粉のほうが巨大企業になりましたが、こちらが本家筋です。
もともとは新田義貞に仕えた武士だったそうですが、
江戸時代に入り、商人になるために館林に入ったそうです。
Dsc03015 その後米穀商として代々営んできましたが、
明治時代に入ってから
醤油製造に切り替えたのだとか。
武士から商人へ、
また米穀商から醤油・小麦へと
過去にとらわれない
柔軟な発想が
今まさに続く企業の礎に
なったのでしょうね。
中には、江戸時代から続く名士らしく
漆器などが展示されていて、
さらに、社長の部屋も
再現され展示されています。
きちんと片づけられた机の上には
そろばんと筆箱。
そして、ゴルフバックがかけられており、
部屋を見るだけでその人の人となりがわかるようになっています。
…部屋を片付けないといけないなと思いました。
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他にも、祭っている稲荷神社や、トロッコ跡などを見ることもでき、
さらに本社ではしょうゆを直接購入もできます。
入場は無料ですので、ぜひ行った時には足を延ばしてみてください。

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2016年9月18日 (日)

館林を行く1~まずは茂林寺~

さて、今回は群馬県の館林に行ってきました。

最高気温でなにかと話題になる館林市ですが、この日はすでに秋の気配。
既に、お散歩によい季節となっていました。
館林市には目的があってきたのですが…。
その話はまた後程。
まず向かったのは茂林寺です。
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茂林寺は、ぶんぷく茶釜の舞台となったお寺です。
ぶんぷく茶釜なのに、證誠寺のたぬきばやしが頭から離れなくなりました…。
それはそれとして。
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行くまでの道すがら、ぶんぷく茶釜のお話の看板が掲示されていて、
読みながら進むことができます。
子どものころに読んだきりで細かな話は覚えていない、という人にもお勧めです。
Dsc02995ぶんぷく寺かと
勝手に思っていましたが、
茂林寺は、曹洞宗のお寺で
禅寺なんですね…。
小さいながらも、
お寺の前には
門前通りもあります。
文福茶釜のお話は
千人法会のときの話ですから、
当時はさぞかし
賑わいを見せた
お寺だったのでしょうね。
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山門前はこんな感じ。
茅葺屋根が歴史を感じさせますね。
ここではなんと、文福茶釜を実際に見ることができるんです。
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さっそく向かってみました…が。
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むう。残念無念。
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2016年9月15日 (木)

『哲学者内山節の世界』を読む

最近は、里山資本主義という言葉が浸透してきました。
その言葉を作ったといわれる内山節さんの本を初めて読みました。
上野村と東京に拠点をもち、ヨーロッパにも造形がふかい著者の言葉は、示唆に富んでいます。

例えば、「稼ぐ」ことと「労働」は違うということ。
アーレントの「仕事」と「労働」に繋がる考えだと思いました。
主婦の仕事は、お金には結び付きませんが家庭内では極めて重要な仕事です。
しかし、それらの仕事が長らく軽視されていたように思います。
ボランティアが認識されるようになった今、どのように価値を認識するのか。
お金以外での価値を認める必要があるのではと考えさせられました。

技術の変革はしばしば社会の仕組みを大きく変える力を持っています。
例えば、産業革命の鉄道の発達は地方と都市を引き合わせ、資本社会の礎になりました。
現在のインターネットの技術は更に個々を引き合わせていくのだろうと思います。
産業革命が地縁的、血縁的共同体繋がりを越えた組織的繋がりを作ったように、
インターネットが従来の行政的組織とは異なる組織が生まれる素地があるのではないかと思います。

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2016年9月 1日 (木)

忠七めしを食べに行きました

埼玉県の小川町に行って来ました。
今回の目的は忠七めし。

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江戸時代から続いている老舗割烹料亭です。
建物は鉄道が敷設された時に移転しているので、昭和初期のようですが。

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小上がりの部屋に通されます。
複数組が相部屋になります。


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目的は忠七めしでしたが、忠七めしを食べるためには懐石料金とセットになります。
抱き合わせ…。
これでは、忠七めしが食べられなくなるのでは!?と思いましたが

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食べられましたね…。
ガンガンおかわりをしちゃいました。
食べに行く価値はあると思います。

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