思い立ったが発願めざせ結願

2018年3月24日 (土)

思い立ったが発願めざせ結願~終わりに1廻ったからこそ言えること

さて、いろいろありました三十三か所巡り。

巡ってみれば楽しかったです。
でも、巡る方にはいろいろアドバイスを・・・。
1.お寺はそれぞれ
三十三か所巡りといっても、それぞれのお寺が独立しており、
決して統一的な見解を示しているわけではありません。
積極的なお寺もあれば、本当はやりたくないんだけど…と素直に言ってくれるお寺もありました。
それもそのはず、三十三か所巡りは源頼朝が作ったと言われていますが、
実際は江戸時代に民衆に広がり、お寺とは別団体が納経帳などを作っています。
あまり、寺院にはうまみが少ないのかもしれません。
そのため、納経には改めてお金を支払ってほしいと言われることも多々ありました。
一応納経代(朱印代)は300円と決まっていますが、
多めにお金(小銭)を持っていくことをお勧めします。
2.歩きやすい服装で
浅草寺などは言うに及ばす観光地化しているところは軽装で問題ないのですが、
とくに日輪寺は沢登りがあるなど、ウォーキングシューズでも厳しそうなところがありました。
私はたまたま長靴でしたが…。
往復1時間は当たり前、さらに大概山の上にありますので、
歩きやすく防水機能が付いている靴の方がよいのかも。
自転車も脚力がないとなかなか厳しそうです。
3.順番通りじゃなくてよい!けど・・・。
江戸時代のスタートは浅草寺からだったそうです。
最も人口が多い江戸の寺だから当然ですね。
順番通りじゃない方が廻りやすいことも確かです。
でも、順番通りにまわったからこそ、見えたこともあるのも事実です。
例えば、渦巻き状につないでいく三十三か所の寺は
さらに、勢力を伸ばしていこうとする頼朝の野望を感じることが出来ましたし、
渦巻き状に広げていった江戸の街並みを考えた徳川家康のアイデアの端緒にも
なったのではないでしょうか。
そのような頼朝の思いをなんとなく感じられたような気もするのです。
時間があれば、ぜひ順番通りにめぐっても面白いのではと思います。

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2018年3月10日 (土)

思い立ったが発願めざせ結願~33那古寺

さて、ついにこの三十三か所巡りも最終回。

長かった…と言っても、一年もかからず回りきってしまいましたが。
いろいろあったなぁ…。
茅葺屋根の杉本寺から始まり、
神奈川、埼玉、東京…。
埼玉の交通の不便さに音を上げていたことすらかわいく思えるほど、
坂をかけていった群馬、雪をかき分けた栃木、そして遭難するかと思った茨城…。
そして、千葉…。
いろんな思いが交錯します。
そして、いよいよ最後に向かったのは館山。
その名の通り、砦として機能していた見晴らしの良い場所になります。
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昔はここから船で戻っていったのでしょうね。
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多宝塔。
創建は奈良時代ですが、山頂にあったという本堂は地震によって倒壊。
現在は中腹にあります。
館山の風景を山頂からは一望でき、寺が砦としての機能も果たしていたことが
うかがえます。
ここで、朱印と結願の印ももらい、
(希望があれば賞状ももらえます)
ついにここに三十三か所巡り完結!
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。

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2018年3月 9日 (金)

思い立ったが発願めざせ結願~32清水寺

清水寺といえば、京都が有名ですが、実は千葉にも

同じ、音羽山清水寺があります。
ここも、だいぶ不便なところにあり、最寄りの駅からも50分…。
(ガンバツタweep
川のそばなので、昔は船で向かったのかもしれませんね。
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50分歩いた先にこの坂…。
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高蔵寺は奈良時代から続く寺院ですし、
近畿地方と共通の地名があったりと
千葉県の寺院には今までは習っていなかった
歴史の新たな側面をまざまざと感じています。
意外と、海路は現代とそん色がないほど進んでいたのかもと
考えさせられます。
東征中の坂上田村麻呂が建てた寺院と言われていて、
古代国家の征服への人の流れが、古代国家の文明を地域に土着させ
土着した文明が花開く中世へと続いていったことが感じられます。
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迫力のある仁王様。

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2018年3月 8日 (木)

思い立ったが発願めざせ結願~31笠森寺

さて、残りあとわずか。

次に向かったのは笠森観音です。
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さっそく、心がへし折られる階段が続きます…。
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でも、途中でいくつか見どころを作っているのも
古刹ならでは。
高尾山もそうですが、たのしみながら登ってもらおうという
先人の知恵を感じられます。
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松尾芭蕉の句碑もあります。
すべて踏破した芭蕉の脚力に脱帽。
そして、路銀を賄うことができる作句力も…。
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小高く登ったところに笠森寺はあります。
見どころは何といっても観音堂。
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通常は、岩にせり出した形で、正面のみ建てられていることが多いのですが、
これは四方にせり出しており、日本唯一といわれています。
これをみられるだけでも階段を上がった甲斐はあります。
(マタ、カイダンwobbly
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雨が降れば登れなくなります。
何とか天気が持ってよかったです…。
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2018年3月 7日 (水)

思い立ったが発願めざせ結願~30高蔵寺

さて、いよいよ最終版です。

一気に…行けないところが千葉編のつらいところ。
陸路だとなかなか不便なところばかりで、結局2回に分けていきました。
始めに向かったのは、木更津にある高蔵寺です。
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研究施設が建ち並ぶかずさアークのそばにあります。
なんだか、近未来の風景・・・。
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すぐそばには原風景が。
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古刹然とした風景が見えてきました。
高蔵寺は奈良時代から存在する極めて古い寺院であると言われています。
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ほぼ仏教伝来と変わらず、さらに
藤原鎌足ともゆかりがあるそう。
このあたりは鎌足という地名で、その由来でもあるんですよ。
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鎌足石という鎌足が腰かけたといわれている石もあります。
近未来的な研究施設のそばに、古代を感じるお寺があるなんて
不思議ですね・・・。

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2018年3月 5日 (月)

思い立ったが発願めざせ結願~29千葉寺

さて、最後に向かったのは千葉寺。

千葉県は千葉氏が名の由来になっており、千葉城のそばにあった千葉寺が、
千葉氏の祈願寺となったと言われています。
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しかし、現在の市街地からはやや離れたところになり、
最寄駅は千葉寺駅。そして、駅からは千葉城も見えます。
そして、やはりお寺も山の上…。
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源頼朝も愛染明王を寄進したそうですが、
火災や戦災によって堂宇は消失。
現在残っているのは、昭和51年に再建されたものです。
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2018年3月 4日 (日)

思い立ったが発願めざせ結願~28龍正院

すっかり、初めの2寺院が駅から近かったので、すっかり油断していましたが

次の龍正院は滑川駅から20分…。
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裏手からも入れるのですが、ガイドブックに書かれている通り
おすすめはやっぱり仁王門から。
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珍しくしめ縄がかけられている仁王門です。
神仏習合のなごりを感じられますね。
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仁王が門前町が火事になったときに、仁王が仰ぎ返したために
集落を救ったという由来があるそうです。
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境内にも鳥居があったりして、神仏習合の名残を感じられます。
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思い立ったが発願めざせ結願~27【奥の院】万願寺

本来、飯沼観音は海に流れ着いた観音様を祭ったため、

港からほど近いお寺だったようですが、
市街地の中に立っているイメージです。
そのため、千葉の海を感じるのであれば奥の院がオススメということで
行ってきました。
しかし、ローカル線の銚子鉄道を使うので、乗り損ねると大変なことに…。
10分で戻らねば!
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が・・・堂宇は山の中腹…。
(アキラメタgawk
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奥の院の方が迫力のある仁王様・・・。
中は、直接本尊の観音が、というよりは諸国霊場のお砂場など、
日本各地の霊場のご利益を案内しているように感じます。
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でも、塔からの景色は素晴らしく、思わず仏様にお尻を向けちゃった…。
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時間が余ったので、犬吠駅をプラプラ・・・。
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きっと夏だといいのだろうなと思いながら、眺めていました。
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2018年3月 3日 (土)

思い立ったが発願めざせ結願~27円福寺

さて、いよいよ最後の千葉編になりました。

おそらく、陸路よりも海路のほうが進んでいた古代。
さらに、陸路が古代国家の衰退により寸断されていく一方
海路は重要性をますます増していったのだろうと思います。
その結果、特に上総地方は歴史を残したままになっているのだとおもいます。
そのため、海路を考えた札所順になっているように思います。
つまり、陸路を利用する現在ではとても使い勝手が悪い・・・。
まずは、銚子の円福寺に向かいます。
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銚子駅から銚子鉄道で向かいます。
ローカル線で有名になりましたが、駅もJRのホームのはずれに
控えめにあります。
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レトロ感を味わえる電車。
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電車内はこんな感じ。
このまま誰も乗り込まなかったらどうしよう…と思いましたが、
そんなことはなく、そこそこ混んでいました。
一日乗車券を購入し、初めの目的地円福寺へ。
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観音前で下車し、しばらく歩くと見えてきます。
台風の中ちょっと大変でしたが…。
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仁王門の獅子。ちょっと愛らしい。
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本坊以外はすべて空襲で焼けてしまいましたが、
このように立て直されていることからも、地元に愛された
寺院であることがわかります。
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塔も立派です。観音堂には
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醤油が奉納されていました。
さすがしょうゆの町、銚子ですね。
しかし、すべてが焼けてしまったわけではありません。
本尊はもちろん
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竹取物語など貴重な文化財も。
このように文化を守る人々の営みによって、私たちは歴史を感じることができるのでしょうね。
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空襲で残った本坊

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2018年2月28日 (水)

思い立ったが発願めざせ結願~26清瀧寺

自転車が借りられる時間は17時まで…。

いつもスピードを出さないので、もう、時間との戦いです。
ずっとなだらかな坂のまま清瀧寺まで・・・。
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サイクリングロードも外れ、道に迷いながら何とかお寺まで…。
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清瀧寺は、村人が守っているという変わったお寺です。
納経帳に書いてもらうのもお爺さんたち。
行ったときは詰所で2人テレビを見ていました。
地域で守っていくという強い決意を感じられます。
何とか時間内に土浦まで戻ってこられました。
足がガクガク…。
サイクリングロードを漕ぐのは楽しかったですが、
山に登るので、自転車はちょっと厳しいですね…。

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